便秘には下剤ではなく、硬水を

女性の2人に1人は便秘症
女性の50%が便秘で悩んでいるという統計が発表されています。
10代から増え始め、20代ではすでに40%を越え、80歳ではほぼ100%の方が
便秘で悩んでいます。
女性の便秘の原因
若い女性の便秘の原因の1つは女性ホルモンの作用にあります。
女性ホルモンの1つである黄体ホルモンには、腸のぜん動運動(大腸が便を移動させる動き)を抑えてしまう働きがあります。
黄体ホルモンの分泌量が増える生理前後の女性は便秘で悩まれる方が多いのはこれが原因です。
高齢者に便秘が多い原因
今、介護の現場では高齢者の便秘が問題とされています。高齢者の約7割が下剤漬けの生活をしているそうです。
もし、将来自分が下剤漬けの生活になったら嫌ですよね。
その原因としては、
1.加齢や運動不足により、腸の動きが弱くなること
2.のどの渇きを感じにくくなるための水分不足
3.食事中の食物繊維量が減ること
下剤はさらに便秘をひどくする
便秘とはなにか、腸の動きが悪く、便の量が少なくなると便秘になるということです。
では逆に腸の動きを良くして、便の量を多くすることで便秘が改善することができるということですよね。
しかし、下剤を利用して便秘を解消しようとすると3つの弊害がおこります。
1.便意が感じなくなる
自然に起こる便意とは、ぜん動運動の刺激が脳へ伝わり「トイレに行こう」となるわけですが、
薬に頼ってしまうと、自然の便意を脳が感じなくなり薬がないと便意が起こらなくなるためますますひどくなり、薬を手放せなくなってしまいます。
2.腸内バランスが乱れる
便秘の人は、大腸内で悪玉菌による腐敗が進んでいるため、便はにおいがきつく、色は黒くなります。
便秘で口臭が気になる人は、大腸に便がたまり、そのガスが口に上がってきているのが原因です。
日本人女性のがん死亡者数は大腸がんが1位ですが、大腸がんと便秘との関係が深いのではないかと考えられます。
3.病気になりやすい身体になる
1番怖いのは大腸のあらゆるものを強制的にだしてしまうことです。
大事な腸内細菌も出されてしまうことにより、免疫力が落ち、病気になりやすい身体になってしまいます。薬を飲んで自ら腸内機能を壊し、病気になりやすい身体を作っていることになります。
オススメ改善法
1.玄米のススメ
1日のうちの1回だけでも、玄米に変えてみてください。
玄米には食物繊維が豊富です。
食物繊維には、水分を吸収して便を大きくする働きがあり、さらには腸内細菌の大好物なんです。
しかし、食物繊維だけしっかりとっていても、便は成長できません。便の6割は水分なので水が必要です。
2.超硬水のススメ
カルシウム、マグネシウムなどの豊富な天然の硬水(硬度301㎎/L)がオススメ
豊富なミネラルが腸のぜん動運動を促して、便の状態をよくしてくれます。
ただの水が苦手な方は、炭酸水もあるのでそれでもOK。